Pythonを始めたいけど、
どうやってPCにインストールすればいいの?
この記事では、初心者でもカンタンにご自身のPC(macOS)へPythonをインストールする方法を解説します。
Pythonのインストール方法は2種類ある
macOSにPythonをインストールする方法は2種類あります。
● 公式サイトからダウンロード
● 『ターミナル』にコマンド入力してインストール
どちらの方法でも同じようにインストールできるので、好きな方を選びましょう。
初心者の方は『公式サイトからダウンロード』がわかりやすいのでオススメですよ。
どちらかの方法でうまくいかなかったら
もう一方のやり方を試してみてくださいね。
インストール方法① | 公式サイトからダウンロード
公式サイトからダウンロードする手順をステップごとに解説していきますね。
公式サイトにアクセス
まずはじめに公式サイトにアクセスします。
こんな画面が表示されればOKです。
最新バージョンのダウンロードボタンをクリック
とくに理由がなければ、最新バージョンのPythonをダウンロードしましょう。(2022/02/04現在はver 3.10.2)
Google Chromeであれば、ブラウザの左下にダウンロード進行中の表示が出てきます。
ダウンロードが終わるのを待ちましょう。
インストーラーを起動する
ダウンロードが完了したら、Finderの『ダウンロード』に『python-3.10.2-macos11.pkg』のようなファイルが入っているはずです。
そのファイルをダブルクリックで起動します。
『Pythonのインストーラー』が起動できたら、以降で手順に沿って進めていきます。
インストール手順に従って進める
インストーラーを起動すると、以下のような画面が表示されます。
手順に沿って操作を進めていきましょう。
次の画面では『使用許諾契約』に目を通して、『同意する』をクリックします。
続けて、インストール先を確認されるので『Macintosh HD』を選択して『続ける』をクリック。
パスワードが要求されるので入力すると、インストールが開始されます。
以上でPythonのインストールは完了です。『閉じる』をクリックしてウィンドウを閉じましょう。
Pythonが正常にインストールされたか確認
Pythonが正しくインストールされていることの確認も兼ねて、バージョンをチェックしましょう。
macの『ターミナル』を起動し、下記を入力してEnterキーを押します。
python3 -V
※ 『ターミナル』を起動するには『コマンド(⌘)キー』と『スペースキー』を同時押しして、Spotlight検索を利用しましょう。
ターミナルの出力結果に『Python 3.○.○』のように表示されていれば、無事にPythonのインストール成功です!!
これでPythonのインストールはOK!!
お疲れ様でした。
インストール方法② | ターミナルからコマンド入力してインストール
こちらの方法では『Homebrew』という、macOS専用のパッケージ管理システムを使用します。
初心者の方にとってはすこし難しいかもしれませんが、以下の手順に沿ってやれば大丈夫ですよ。
ターミナルを起動
はじめにmacの『ターミナル』を起動します。
※ 『ターミナル』を起動するには『コマンド(⌘)キー』と『スペースキー』を同時押しして、Spotlight検索を利用しましょう。
Homebrewのバージョンを確認
mac専用のパッケージ管理システムの『Homebrew』がすでにインストールされているかチェックします。
『ターミナル』に以下を入力してEnterキーを押します。(以下をターミナルにコピペでOK)
brew -v
上図のように『Homebrew 3.○.○』と表示されていれば準備はOKです。(次の見出しにすすんでOK!!)
もし表示されていなければ、PCに『Homebrew』をインストールする必要があるのでターミナルで下記を実行します。
(下記をターミナルにコピペでOKです)
/bin/bash -c "$(curl -fsSL https://raw.githubusercontent.com/Homebrew/install/HEAD/install.sh)"
※ 『Homebrew』インストールの際、パスワード要求がありますのでPCログイン時のパスワードを入力してください。
処理が終わったら、もう一度ターミナルで下記を実行して『Homebrew』が正しくインストールされたことを確認しましょう。
brew -v
pyenvのバージョンを確認
続いて、Pythonをインストールするための『pyenv』というツールがPCにインストールされているかチェックします。
ターミナルで下記を実行します。(ターミナルにコピペでOK)
pyenv -v
上図のように『pyenv 2.○.○』と表示されていればOK!! (次のステップに進んでください)
もし表示されていなければ、『pyenv』をインストールする必要があるのでターミナルで下記を実行します。
brew install pyenv
処理が終わったら、つづいて『pyenv』の設定を行います。ターミナルで下記を実行してください。
echo $SHELL
実行結果が「/bin/zsh」もしくは「/bin/bash」のどちらかになるはずです。
● 実行結果が「/bin/zsh」の場合
ターミナルに下記すべてをコピペしてEnterキーを押します。
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.zshrc
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.zshrc
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.zshrc
source ~/.zshrc
● 実行結果が「/bin/bash」の場合
ターミナルに下記すべてをコピペしてEnterキーを押します。
echo 'export PYENV_ROOT="$HOME/.pyenv"' >> ~/.bash_profile
echo 'export PATH="$PYENV_ROOT/bin:$PATH"' >> ~/.bash_profile
echo 'eval "$(pyenv init -)"' >> ~/.bash_profile
source ~/.bash_profile
以上で『pyenv』の設定は完了です。Pythonをインストールする準備が整いました。
Pythonのインストール
『pyenv』を用いてPythonをインストールします。まずは、インストール可能なPythonのバージョンを確認しましょう。
ターミナルで下記を実行します。
pyenv install --list
すると、下図のようにインストールできるPythonバージョンが羅列されます。
好きなバージョンを選んで、下記のようにターミナルを実行します。(今回は例として3.10.0を選択)
pyenv install 3.10.0
インストールにしばらく時間がかかりますが、処理が終わると以下のように表示されればOKです。
これでPythonのインストールは完了です。
Pythonが正常にインストールされたか確認
最後にPythonが正しくインストールされている確かめるため、バージョン確認も合わせてターミナルで下記を実行しましょう。
pyenv global 3.10.0
python -V
正しく設定できていれば3.○.○
のように表示されます。
これでPythonのインストールはOK!!
お疲れ様でした。
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